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概 要
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当機構のホームページを御覧いただき誠にありがとうございます。

 当機構は、今年で創立28周年を迎えることができました。

 これもひとえに、あたたかい御支援と御協力を賜っています会員の皆様をはじめ、全国医療機関等の多くの受講者の方々、また、安全管理・品質管理を課題にし、医療の質と安全確保に日々努力され、さまざまな分野でご活躍されている日本医療安全学術講師会の先生方のおかげであり、心より感謝申し上げます。

 医療界が大きく変わろうとしている今、管理工学に基づくリスクマネジメント力を持ち、しっかりと自立できる人材が求められています。当機構の使命は、その人材育成に関わり、教育研修を通じて医療安全管理活動を推進していくことです。

 リスクマネジメントが医療分野にも応用され、医学、看護学、薬学などは当然のことながら、さらに経営学、法学、心理学、あるいはコミュニケーションなどを幅広く取り入れ、医療事故防止への取り組みが行われています。しかし、手法に手法を加え、リスクマネジメントが複雑化されているように感じます。そんな取り組みが行われているなか、現在においても医療ミス・事故の原因の多くは、初歩的な作業ミス、ヒューマンファクターによって起こっています。では、なぜ初歩的なミスが起きるのでしょうか。毎日の業務に追われ、医療行為の重大さ(命に関わる業務)を忘れがちになっているからではないでしょうか。それは、人間の質の問題と医療現場システムの問題ではないでしょうか。

 いくら最新の医療機器を導入したとしても、それを使うのは人間です。また、人手不足ということでスタッフを増員したとしても、そのような考えを持って業務に取り組まないと、リスクを増やすだけになってしまいます。こういうことが、実感できる人間(人財)を育てることが最も重要ではないでしょうか。

 したがって、個人を非難するパーソン・アプローチではなく、自発的にエラー報告が行われるような現場の環境をつくり、エラーの潜在的な要因情報を収集することが重要です。そのうえで管理工学に基づいた科学的、実践的なリスクマネジメントでエラー要因を分析して再発防止策を策定し、正しく管理していくことが重要なのです。

 当機構では、この管理工学に基づく「医療安全管理ノウハウ」および「リスクマネジメントプログラム」で、医療安全管理者・病院品質管理者の養成研修を実施しております。

 また、医療安全管理有資格者がさらなるスキルアップのための上級教育コースにおきましても、これまでたくさんの医療従事者が学習され、その成果をそれぞれの現場で実践され、より良い現場環境へとステップアップされておられます。

 日本の医療品質の向上のために、管理工学に基づくリスクマネジメントの専門教育研修および教育講座の開講、医療安全のコンサルタントなど、あらゆる面からのサポートに全力で取り組んでおります。

一般社団法人日本病院管理機構
​職員一同​

1996年 創立

2002年 厚生労働省教育訓練指定講座 認定 

2002年 厚生労働省教育訓練指定講座 施設認定

2009年 一般社団法人へ移行

​2016年 3組織統合(日本病院管理機構へ)

◎本部事務局

〒105-0001 東京都港区虎ノ門1‐1‐21 新虎ノ門実業会館5F

◎管理事務局

〒604-8155 京都市中京区占出山町308 山忠ビル5F

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