
日本医療安全学術講師会
Japan Medical Safety Academic Instructor Association
急速な少子高齢化と医療技術の目覚ましい進歩は、医療・看護業務の複雑化・多様化を加速させています。
現代の医療現場では、医師、看護師、歯科医師、薬剤師、医療機器メーカーなど、多岐にわたる専門職種が密接に連携し、協働することで成り立っています。
医療業務には基本的な手順が存在する一方で、特殊な事例や患者さん個別の状況に応じた対応が求められるため、常にさまざまな危険性と隣り合わせで業務が遂行されています。この複雑な医療環境において、医療従事者一人ひとりが、潜在するリスクを深く理解し、日々進化する医療に対応するための医療安全管理学習を継続していくことが不可欠です。
厚生労働省の医療安全対策検討会議が公表している医療安全管理者の業務指針にも明記されている通り、医療の安全管理に携わる者にとって、継続的な学習と経験の積み重ねは必須要件です。学術講師会では、さらなる医療安全の推進を目指す医療安全管理者および医療安全担当者のスキルアップを支援するため、継続的な学習機会を提供しています。
学術講師会の有資格者は、医療現場の業務改善および医療安全管理のスペシャリストとして、メディカルリスクマネジメント、管理工学、医療経営・経済学、リスク情報学、品質管理、システム工学、リスク心理学・リスク行動学、ガバナンス、組織学、リーダーシップ、臨床安全コミュニケーション、臨床コーチングといった多角的な視点から医療現場の安全・安心問題の解決に取り組みます。
学術講師会有資格者教育規定に基づき年2回(前期・後期)実施される医療安全管理継続学習(必修)を通じて、固定観念にとらわれない柔軟な思考力と、現場に即した実践的な医療安全管理スキルを継続的に習得しています。これにより、複雑な状況にも対応できる医療現場における真のプロフェッショナルを育成し、安心できる医療の提供に貢献しています。
新着情報 および お知らせ
●2026医療安全継続学習「前期」履修のご案内
平素より、医療安全への取り組みにご尽力いただき、心より感謝申し上げます。
2026年度医療安全継続学習の前期科目として、「ペイシェントハラスメントのリスクマネジメント」を重点テーマとして実施いたします。
医療現場における安全性の確保は、患者様への質の高い医療提供の基盤であり、職員が安心して働ける環境整備は喫緊の課題となっています。
近年、医療従事者に対するペイシェントハラスメント(患者・家族等からの暴力、暴言、不当な要求など)が深刻化しており、これは医療の質だけでなく、職員の心身の健康、ひいては医療安全そのものに大きな影響を及ぼします。
本学習では、ハラスメントを未然に防ぐための予防策、発生時の適切な初期対応、組織としての具体的な対策構築、そして職員のメンタルヘルスケアに至るまで、実践的な知識と具体的な事例検討を通じて深く学んでいただきます。
つきましては、詳細を記しましたご案内のリーフレットを送付させていただきますので、履修いただけますようお願いいたします。
ご多忙の折とは存じますが、安全な医療提供体制の維持・発展のため、皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
● 会員更新と更新履修のご案内
平素より、医療安全への取り組みにご尽力いただき、心より感謝申し上げます。
この度、創立30年を迎えるにあたり、学術講師会の会員更新と更新履修を実施させていただきます。
上記に該当される会員(先生)につきましては、会員更新にあたり、皆様の知識の再確認と最新の学術動向の復習を兼ね、更新履修を実施させて
いただきます。
本履修は、医療安全および業務改善に関する専門知識の維持・向上を目的としておりますので、ご協力をお願いいたします。
つきましては、詳細を記しましたご案内を送付させていただきますので、履修いただけますようお願いいたします。
ご多忙の折とは存じますが、安全な医療提供体制の維持・発展のため、皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
■ Practical Activity Report ■
実践活動レポート(小論文)の募集
日々医療現場の最前線でご活躍中の先生方から、貴重なご経験および体験談などを募集させていただきます。
作成いただいたレポートにつきましては、これから医療安全学習に取り組む方、実際に医療現場に従事されている方への業務改善教育資料など、今後の医療安全管理教育のための資料やテキストの内容として参考にさせていただきます。
お忙しいところ大変恐縮でございますが、ご理解とご協力ほどよろしくお願い申し上げます。
今期の活動実践レポートの「募集テーマ」につきましては、下記の通りです。
①スタッフ指導での実体験
②実際に改善された事例について
③その他(自由テーマ)
先生の皆様、ご協力お願いいたします。
Medical Safety Continuing Education
医療安全継続学習の実施
当機構では医療現場における安全管理の質的向上を目的として、年2回(前期・後期)の「医療安全継続学習」を実施しております。
本学習は、日々の業務の中で知識の再確認や学びを深めていただくことはもちろん、新たな知見を得る機会としてもご活用いただいております。
前期・後期それぞれ1回あたりの学習として最適な質と量を検討して構成しており、受講後の振り返りのしやすさにも配慮いたしました。
また、受講者の皆さまからは、ご自身の学習としてだけではなく、院内研修会や学習会を実施する際の参照資料として、最新の情報を伝えるためにテキストを読み返して活用しているといったお声もいただいております。
現場の安全管理体制の維持・向上の一助として、ぜひお役立ていただけますと幸いです。
◎医療安全管理継続学習 年度別履修科目一覧
◎2016年度(平成28年)
「後期」必修科目・「ハラスメントにおけるリスクマネジメントスキル」
◎2017年度(平成29年)
「前期」必修科目・「ヒヤリハット・インシデントの分析手法」
「後期」必修科目・「医療現場におけるメディカル心理学」
「特別」任意科目・「ホスピタリティマネジメント」
◎2018年度(平成30年)
「前期」必修科目・「医療安全におけるアンガーマネジメント」
「後期」必修科目・「人間関係改善のリスクマネジメント」
◎2019年度(令和元年)
「前期」必修科目・「インシデントとヒューマンファクター」
「夏期」任意科目・「医療現場におけるリスクコミュニケーション」
「後期」必修科目・「安全管理体制の構築とアセスメント」
◎2020年度(令和2年)
「前期」必修科目・「院内感染管理対策」と「立入検査に備えるリスクマネジメント」
「夏期」任意科目・「コミュニケーションエラー対策とリスク」と「医療安全業務指針」
「後期」必修科目・「ヒューマンエラー対策とリーダーシップスキル」
◎2021年度(令和3年)
「前期」必修科目・「ストレスマネジメントアビリティ」
「夏期」任意科目・「レジリエンスと安全対策レビュー」
「後期」必修科目・「管理者のためのスタッフ教育方法1」
◎2022年度(令和4年)
「前期」必修科目・「管理者のためのスタッフ教育方法2」
「夏期」任意科目・「フレイル対策と転倒転落防止リスクマネジメント」
「後期」必修科目・「管理者のためのスタッフ教育方法3(管理技術)」
◎2023年度(令和5年)
「前期」必修科目・「心理的生産性とリスクマネジメント」
「夏期」任意科目・「管理者のための医療安全管理アンラーニング」
「後期」必修科目・「EBNとリスクマネジメント」
◎2024年度(令和6年)
「前期」必修科目・「医療現場におけるエンゲージメント」
「夏期」任意科目・「医療現場における課題と業務改善計画の実務」
「後期」必須科目・「医療現場におけるナレッジマネジメント①」
◎2025年度(令和7年)
「前期」必修科目・「医療現場におけるユマニチュードと医療DX」
「特別」必修科目・「モチベーションマネジメント」
「夏期」任意科目・「医療現場における熱中症対策とリスク」
「後期」必須科目・「医療現場におけるナレッジマネジメント②」
◎2026年度(令和8年)
「前期」必修科目・「ペイシェントハラスメントとリスク対策」
「夏期」任意科目・「制作準備中」
「後期」必須科目・「制作準備中」
日本医療安全学術講師会 入会のご案内
医療安全の向上に情熱をお持ちの皆様へ
日本医療安全学術講師会は、医療現場における安全文化の醸成と、医療従事者の皆様の安全に関する知識・技能の向上を目的として活動している学術団体です。質の高い医療安全に関する研修や情報提供を通じて、より安全で安心な医療の実現に貢献することを目指しています。
入会資格
当会への入会を希望される方は、原則として以下の要件を満たす方とします。
-
医療資格: 医師、歯科医師、薬剤師、看護師、助産師、その他医療に関わる国家資格を有する方。
-
実務経験: 医療機関、教育機関、研究機関等において、医療安全に関する業務または研究に一定期間従事した経験を有する方で、医療安全に関する深い知識と、当会の活動に積極的に参加する意欲のある方。
-
研修修了: 当機構が主催する医療安全管理者実践実務講座「指導講師コース」を修了した方、または同等の知識・経験を有すると認められる方。

