
メディカルクライシスマネジャー(医療危機管理士)認定講座
予測不能な事態に対応する。医療危機の専門家を育成。
さまざまな場面における冷静な判断と迅速な行動力を養成
医療の質・安全の重要性が、以前より叫ばれている昨今、医療従事者が直面する危機は、医療安全に関するものばかりではありません。
たとえば、自然災害に関する危機、防災体制の不備、設備安全管理上の事故、各ハラスメント等の被害の発生、保管管理等の問題、患者や職員の個人情報等の漏洩等、また、SARSや新型インフルエンザ等の重篤な感染症の発生など、日常の業務の中にも様々な危機が潜んでいます。
リスクマネジメントでは、未然防止策を講じることを重要視されており、多くの医療機関では、医療事故を防ぐためにさまざまな教育やシステムが導入されていますが、リスクマネジメントを組織で捉える前に、医療従事者個人がリスクの原因、また要因にもなり得るという「気づき」、つまり、個人におけるクライシス感覚が必要になってきます。
しかし、個人を非難するパーソン・アプローチではなく、自発的にエラー報告が行われるような現場の環境をつくり、エラーの潜在的な要因情報を収集することが重要です。
人間の質の問題と医療現場の作業システムの問題に着眼し、そのうえで、管理工学に基づいた科学的、実践的な危機管理ノウハウで、エラー要因を分析して再発防止策を策定し、正しく管理していくことが重要なのです。
管理工学というと意味が広いのですが、実際は作業工学(Industrial engineering)です。どんな産業でも必ず仕事・作業がありますので、その仕事のシステム(worksystem)を設計し、向上させる学問です。病院においては、病棟や手術室における作業等が重要な問題になってきます。
つまり、医療品質を向上させ、同時に働いている看護師やドクターのQWL(Quality of Working Life)の改善に携わり、最終的に患者さんのためになっていくわけです。
危機管理における未然防止および再発防止の考え方に基づいて、医療安全以外のリスクへの備えや実際に現場で発生したときに対応できるクライシスマネジメントアビリティが求められています。
履修科目
「前 期」
1-①「基礎科目 1:医療安全に関する制度・事故発生時の対応」
1-②「基礎科目 2:事例分析・評価・対策」
1-③「基礎科目 3:コミュニケーション能力向上・職員の教育研修」
2「インシデント報告書とリスクマネジメント」
3「誤薬防止対策と6R」
4「コミュニケーションエラー対策とリスク」と「医療安全業務指針」
5「院内感染管理対策」と「立入検査に備えるリスクマネジメント」
6「ヒューマンエラー対策とリーダーシップスキル」
7「医療現場におけるリスクコミュニケーション」
8「安全管理体制の構築とアセスメント」
9「フレイル対策と転倒転落防止リスクマネジメント」
10「医療現場における課題と業務改善計画の実務」
11「医療現場におけるチーム医療と多職種連携」
12「人間関係改善のリスクマネジメント」
「後 期」
13-①「スタッフ教育方法1:教育技術」
13-②「スタッフ教育方法2:育成技術」
13-③「スタッフ教育方法3:管理技術」
14「医療現場におけるメディカル心理学」
15「医療安全におけるアンガーマネジメント」
16「ストレスマネジメントアビリティ」
17「レジリエンスと安全対策レビュー」
18「ハラスメントにおけるリスクマネジメントスキル」
19「心理的生産性とリスクマネジメント」
20「EBNとリスクマネジメント」
21「医療現場におけるエンゲージメント」
22「モチベーションマネジメント」
23「医療現場におけるナレッジマネジメント①」
24「医療現場におけるナレッジマネジメント②」
医療危機管理および安全管理の要点を /完/全/網/羅/ ☆場所を問わず学習できます
実際の学習については、危機管理的観点から、各科目それぞれの注意点や予防策や改善方法を履修します。
たとえば、目で見てわかる分析方法を学び、実際に利用することでヒヤリ・ハットから問題点を洗い出すことができるので、事故再発防止の対策、また、スタッフの意識づけもでき、業務改善がすすめやすくなります。
忙しい方でも確実に学べる当講座は、一般の研修セミナーと違い「時間や場所に制約されないプログラム」として、認定指導講師(教育指導員)が受講者一人ひとりを担当するマンツーマンでご指導していきます。(※eラーニング(通信教育)のみの研修となりますので、医療安全管理加算等対象外の講座となります。)
eテキスト教材は、前期・後期の全科目・資料等を「USB」または「CDーROM」に収納していますので、持ち運びも簡単です。
また、郵送でのやりとりだけではなく、電話・FAX・メールで、いつでも相談・質問ができ、業務改善やスタッフ指導に必要な研究資料も随時提供しますので、ご自分のペースでじっくりと納得いくまで学べ、ひとりで悩むことなく安心して在宅で学習をすすめながら、業務に従事できますので、初めての方でも確実に習得できます。
◎研修会場に出向く必要がなく、すべて在宅でできる学習です。(交通費や宿泊費がかからない)
◎e教材(全科目・資料等)は、USB/CDーROMに収納しています。
◎忙しい方でも自分のペースでじっくりと納得いくまで学習できます。
◎新しい情報(全国の医療事故ニュース)を必要時にいつでも収集できます。
◎業務改善やスタッフ指導に必要な資料をいつでも何度でも無料でご送付します。
◎電話・FAX・メールで、いつでも相談・質問ができますので安心して在宅で学習できます。
◎受講生から提出された履修問題は、担当講師が添削指導いたします。
解説を加えてお返ししますので、ご自身では気づきにくい部分も、確実に身につけることができます。
※添削課題の返送や質問の回答に多少お時間をいただくことがあります。
◎eテキストは、文字が大きくて読みやすく、解かりやすく、重要なポイントが一目でわかります。
専門用語も図解を用いて丁寧に解説しています。
◎現場で使える資料の無料提供◎
●下記のような今すぐ使える資料を項目別に多数揃えています。
●受講中はもちろん、修了後も、いつでも無料提供いたします。
・医療リスクのヒューマンファクター
・医療現場における5S活動
・コミュニケーションエラー対策
・医療現場におけるKYTの取り組み
・看護記録の質向上について
・院内感染標準マニュアル
・・・・・ほか多数
●全科目eテキストおよび必要な資料等をUSBメモリに収納。
●パソコン、タブレット、スマートフォンでも学習できます。
●プリントアウトして教育資料として活用することもできます。

全国から感謝の声をいただいております。
お申込みから受講修了までの流れ
お申込み・テキスト送付
◎お申込み完了後、即日または翌日には、受講関係書類(ガイダンス等)を発送いたします。
◎前期・後期の全28科目のeテキストをUSBメモリorCD-ROMに収納して、同梱しています。
◎納付案内も同封されていますので、ご確認のうえ、当機構の指定銀行に納付してください。
学 習 開 始
◎上記eテキストと一緒に前期初回科目「1」の履修問題と返信用封筒が同封されています。
◎配布されたテキストを学習され、履修問題を解答され、返信用封筒にて返送してください。
※また、今すぐ使える研究資料を項目別に多数揃えており、いつでもご提供(無料)いたします。
その他、ご質問やご相談もご遠慮なくご一報ください。
採 点・添 削
◎当機構に到着した履修問題を採点し、担当の認定指導講師による添削を行います。
◎採点・添削された「添削票」と「次科目の履修問題」を受講者に送付いたします。
◎送付されてきた「添削票」を確認していただき、 「次科目の履修問題」に取り組まれてください。
履修単位取得票の確認
・当機構におきまして、最終問題の採点・添削が終了しましたら、最終の添削票を送付いたします。
・その際に「履修単位取得票」を同封いたしますので、ご確認ください。
修了認定証交付
・メディカルクライシスマネジャーの「認定証」を交付し、送付いたします。